「 2016年03月20日 」一覧

相続放棄は意外と大変だ

去年の年末に叔父さんが亡くなりました。

私の周りには年金23万円なんていう人はいないという記事で、

周りに「会社員」という存在がほとんどいない

と書いたように、この叔父さんも会社を作ったり倒産させたり、ひょんなことから一億円というお金を手にしたと思うと、そのお金を長年の友人から持ち逃げされるという具合にに、経済的に波乱万丈の人生でした。

そのような人生だったために、
「どこから借金が出てくるかわからない」
ということで、奥さんも子供たちも相続放棄の手続きをしたとのことでした。

さてさて、相続放棄というのは第一順位相続人から第三順位相続人まであります。

大雑把に言うと、

第一順位相続人--子供や配偶者
第二順位相続人--父母や祖父母
第三順位相続人--兄弟姉妹

第一順位相続人が相続放棄すると、相続権が第二順位、第三順位に回ってきます。

第二順位相続人は全て死亡していますから、相続権が兄弟姉妹に移りました。

しかし第三順位相続人である私の母も死亡していますから、代襲相続としてその子供である私に相続権が移ってきたのです。

「親が死んだあと相続放棄をしなかったために子供が親の借金を返す羽目になった」

という話はたまに聞きますが、子供や配偶者が相続放棄を手続きした後放っておくと、

「叔父さんが死んだあと、甥や姪が叔父さんの借金を返す羽目になった」

ということになりかねません。

この相続放棄の手続きは第一順位相続人が一番簡単で、順番が下がるにしたがってややこしくなってきます。

第一順位相続人が相続放棄した3か月以内に、以下の書類を準備して家庭裁判所に提出しなければいけません。

・被相続人(この場合は叔父さん)の出生時から死亡時までのすべての戸籍

・被相続人の子で死亡している方がいる場合、その子の出生時から死亡時までのすべての戸籍

・被相続人の直系尊属(私にとっての祖父母)の死亡の記載のある戸籍

・被代襲者(私の母)の死亡記載のある戸籍

・私自身の3か月以内に発行された戸籍謄本

日本全国各地からの戸籍謄本を取り寄せなければいけません。

また相続放棄申述書には800円分の収入印紙も貼らなくてはいけません。

相続のためであればやりがいもあるのですが、相続放棄のためにこれだけの書類をそろえるというのは、いまひとつモチベーションがあがりません。