口座も持っていない大手証券会社から
「新規上場株に興味ありませんか?」
という電話がありました。
「何度か応募したけれど、中々当たらないんですよね」
と答えると、
「大変将来性のある会社がこの度上場することになりました。
わが社が幹事証券会社となりましたので、当たる確率はかなり高いと思います。
資料だけでもお送りさせていただいてよろしいでしょうか?」
資料が届くとほぼ同時に、再度営業担当から電話があり、
「大変将来性のある会社です」
「新規上場株の場合、昨年は○社中、×社が売り出し価格より初値が上回りました」
「さらに今年は○社中、×社が既に上回っています」
と、「ホントにうまい儲け話」風を持ちかけてきます。
とりあえず、
「まずは資料に目を通してから」
ということで、電話を切りました。
で、送られてきた
『新株式発行並びに株式売出届出目論見書』
に目を通してみると、
「将来性がある」らしく、売り上げは伸びていますが、
前期も前々期も、経常利益および純利益ともに赤です。
で、損失の大半は社債利息、いわゆる借金の利息です。
そのためか、会社のサイズや業界に比して、
かなり大量の株を新規公開するようです。
そりゃぁ、幹事証券会社も売り切るためには、必死ですよね!
口座も持たない個人投資家へも営業電話するはずです。
去年から投資の勉強始めておいてよかった!
そうじゃなかったら、また「勧められるまま」に逆戻りするところだったわ。